八代亜紀さんの「舟歌」を聞きながら・・・
一人炭火焼、今日のつまみは「サバとスペアリブ」
こんにちは。
いきなりですが、
♪魚は炙ったイカでいい〜
八代亜紀さんの「舟唄」の歌詞です。
つり目の優しい顔立ちで、
いい意味の人間離れした、色気が半端なく凄い方でした。
最大の特徴は、あの歌声です。
低音、絶妙なハスキーボイス、
まさに唯一無二の歌声、痺れます。
最近、話題になっていますが・・・
八代亜紀さんに心から同情します。
この舟唄を初めて聞いたのは、私が10代後半の頃の話です。
聞いた場所は、コの字型のカウンターしかない居酒屋でした。
ドラマ「深夜食堂」と同じ様なセット配置の、昭和の雰囲気全開の居酒屋で、有線で演歌がかかっていました。
その居酒屋で「舟歌」がかかっていた時、
隣のオジサンが、「イカが本当に好きな人なんだな」とつぶやきました。
単純な私は、オジサンの言葉に感化され、
舟歌はイカ好きな人の歌詞になっていました。
今は違う印象になりました。
イカを食べたいのはもちろんとして、
舟唄の歌詞の登場人物は、ただ炙りたかったのではないかと・・・思うようになりました。
私はコジジになって、自らを炭焼き職人と言う様になり、
イカを炙りたい気持ちが、よく分かるようになりました。
舟歌の歌詞では「イカを炙って」いますから、乾物イカだと思いますが、
イカの一夜干しならば、やはり炭焼きが一番美味しい焼き方になると思います。
イカとっくりも外せません。
熱めの日本酒をそそぎ、フグのひれ酒の上を行く美味さで、
その日本酒にくぐらせた、イカとっくりを広げて、炭火で焼くと極上です。
しかしながら、今夜の私のつまみはイカでなく、焼きサバとスペアリブです。
しかも、富の庭にテント張ってゴザをひきました。
富の庭でキャンプをするわけではありませんが、
ただ単純に張りたかっただけで遊びの延長です。
しかも、ワンタッチテントなので「秒」でハウスの出現、
これ一つあると、色々なシーンで活躍します。
さて、
油の乗ったサバは普通に美味しいですが、
それを炭火で焼くとさらに美味しくなります。
なぜかというと、魚の余分な脂が落ち臭みが軽減され、
炭火効果で、いぶされたような香りが旨さを倍増させます。
「飯が何杯でも食えるぞっ」
私にとって、昭和チックなこの言葉が、ピッタリとくる旨さです。
もう一品は、スペアリブです。
「うまいんだナー、これが」と、
懐かしのモルツのＣＭのフレーズが出てしまう位、ビールとの相性は抜群です。
スペアリブは焼いて、かなりの脂を落とします。
脂が炭火に落ちると「ボワッ」と火が上がるので、肉を移動します。
そうしないと、肉が焦げるからです。
あえて、焦がす焼き方もあります。
焦がした部分を切って、また焦がして切って・・・
という焼き方もありますが、
私のこだわりは、焦がさないように焼きます。
ここが職人気質のこだわりで、絶妙な焼き加減で焼きます。
だから肉はもちろん野菜も、焼いている時は目をはなせません。
目を離すのはビールを飲むときだけです。
味付けは、塩コショウ＋ブラックペッパーだけです。
それが、サイコーです。
「なぜそれだけの味付けで美味いのか？」
１・かなりの量の油をおとすことで、豚の臭みが落ち、
旨味が強調されます。
２・炭火焼き独特の風味。
炭焼きによるいぶされ効果で独特の香りがつきます。
炭にはうまみ成分である、有機酸類やミネラル分が含まれています。
それが、煙として食べ物に付着するから炭火焼は美味しいんです。
３・遠赤外線の効果
炭火はガス火と比べ高温なので(300°以上)
表面がパリッとし中は柔らかく、ふっくらと仕上がります。
ガスの火に比べ4倍の赤外線を発するそうです。
という理由で、炭火焼が美味い理由なのです。
それを、私が絶妙な焼き加減で焼くから、さらに美味しさがアップするのでした。
実はここが、美味しい炭火焼きになる一番のポイントです。
そして締めには飯ですが、いつも通り玄米で、
焼きサバもスペアリブも玄米に合い、おかわりは必須です。
大量の炭水化物の摂取で、急激に眠くなりました。
そろそろ寝ようと思いますが、
夢に八代亜紀さん出てきてほしいな・・・・
♪ ダンチョネ～
容赦は全く、似ている所は一つもないのに、
私のもみの師匠の女王と、八代亜紀さんがダブるんです。
女王というベールが同じだからなのかな・・・
そんな事思った夜でした、おやすみなさいｚｚｚ
